パソコン入門シリーズ パソコンの中身 ハードウェア編
このシリーズはパソコンを使う上で知っておいた方がいいことをなるべく簡単に説明します。もしあなたがコンピューター初心者なら、このシリーズを最初から読んでみるのもいいかもしれません。
ハードウェアとソフトウェア
パソコンはハードウェアと呼ばれる部品が組み合わされて作られており、ハードウェアの上でソフトウェアと呼ばれるプログラムが各状況に合わせた処理を行うことで様々な事ができるようになっている。
- ハードウェア・・・部品の事(デバイスと呼ぶこともある)
- ソフトウェア・・・プログラムのこと、プログラムの機能別に別の呼び方をする場合がある。(アプリケーション、ドライバ等)
今回はこの二つのうちのハードウェアについての説明。
ハードウェア
ハードウェアの中でもパソコンの中核となる部品についてざっくりと書いてみます。
- CPU‥情報(データや命令)を処理する装置
- メモリ‥短期的な記憶装置、電源が切れると中身も消えてしまう。
- HDD(ハードディスク)‥長期的な記憶装置、電源がなくてもデータは消えない。
他にもCDドライブとか無線LAN装置等、キーボードやディスプレイなどがありますが別の記事で解説します。
CPU
CPUは情報を処理する装置、CPUは色んな情報を瞬時に演算します。どんな情報でもパソコンの中では最終的に0と1になってCPUで演算されて必要とする状態に戻して、表示や保存をします。そのさいの演算をするのがCPUです。だからじつはパソコンの頭脳となるCPUは0と1しかわからないのです。まあその0と1の処理にかけてはとても人間にはできないスピードで処理をするのですが・・。
もっともCPUの性能がはっきりするような処理は音楽、映像、画像などの加工処理をするときがわかりやすい。
メモリ
メモリは短期的な記憶装置、メモリにはソフトウェアのもっともよく使われる部分や、現在進行中の処理に必要なファイル、また常駐しているソフトなどのデータをあつかいます。このデータはハードディスクから読み取り、必要がなくなればハードディスクに返したりいらなくなれば破棄したりします。そしてシャットダウンすなわち電源が切れると情報は消えてしまいますので必要なものはハードディスクに戻す必要があり、そのためシャットダウンという処理が必要になります。
このメモリの容量が多ければ多いほどたくさんのファイルを開いたり、大量にメモリを消費するソフトウェアを起動した際のレスポンス(速さ・反応)が違ってきます。
ハードディスクドライブ
ハードディスクドライブは長期的な記憶装置で基本ソフトに必要なデーターや各ソフトウェアのデータ、そして自分で作ったデータや人から受け取ったデータなどを保存します。
この容量が多ければ多いほどたくさんのデータを保存できます。
ただしハードディスクは故障するとデータが読み取れなくなるので過信は禁物です。
大雑把なまとめ
CPUが処理する人、メモリが机の広さ、ハードディスクが引き出しの数と大きさだと覚えておくと覚えやすいかも。
*注意書き 厳密に言えばそうと云いきれないものも簡単に説明するためにそういうこととして書いている部分もありますのでもっとよく知りたい方は調べてみるといいです。