こんなエントリを見つけました。
僕の地元である川崎が絶賛されててなんだかとても嬉しかった。でもこのエントリは川崎への愛にあふれていて川崎のグレーな部分を柔らかく表現している。だからこそ読み応えがあって面白いエントリになっているのだけどのんきに喜んでいられないのも事実です。川崎の民になるにはそのグレーな部分を知り、清濁飲み込んでいただかなくてはなりません。
そこでこのようなカウンターエントリを起こします。前提として元エントリが川崎駅周辺を想定していますのでこの記事も川崎駅周辺を川崎と呼びます。
ポイント
川崎は労働者の街であり工場や倉庫が多い。
そのため工場やトラックからの排気ガスで空はいつも霞んでいる。
その工場や関連サービスでの労働者を対象としたサービスが多く存在しておりたくさんの雇用がある。しかし、人によっていかがわしいと感じるものも存在している。
川崎は空気が汚い
川崎は京浜工業地帯と呼ばれる、大田区や横浜を含む工業地帯の中心に位置する街であり、多くの物と公害を生み出している街である。
ちなみに京浜工業地帯でググると工場地帯の夜景の写真が多く表示される。夜の工業地帯はとても美しい、しかし闇によって包まれた工業地帯は真の川崎を表さない。大型車が絶え間なく走り、工場の煙突からは煙が絶え間なく吐き出されて空を灰色に染める。
筆者自身もこの灰色の空のおかげで幼少期に喘息を患っていた。工場地帯に近い学校では空気が汚いので当時でも教室にはエアコンが完備されていた。
子供の頃の記憶だが光化学スモッグの警報が発令されていたすばらしい街。
川崎はいかがわしい
川崎は駅から海側へ向かって、商業地域、居住地域、工業地域とわかりやすく分布されている。駅から工業地帯へ一直線に向かうバスの乗ると窓に映る風景がデパートやビジネスビルから、マンションや民家に変わり、最後に工場や倉庫が現れてとても面白い。
この3つが集中している街はとても多くの雇用がある。人が多く集まる場所には様々なサービスが展開されるがそこに集まる人向けのサービスが多くなる。労働者を対象としたサービスが必然的に増える。
駅からほど近い領域に4大公営ギャンブルのうちの二つ、競輪場と競馬場を兼ね備え、駅周辺にはおびただしい数のパチンコ屋がならび、その間を埋めるように南町と堀之内の風俗ストリートがある。
つまり呑む。打つ。買うが徒歩15分圏内に存在する素晴らしい街です。
ここに貼る画像(堀之内や南町のピンクな感じの画像募集中です)
結論
元エントリではさらっと触れてあまりネガティブ面に言及していないので並べて見ました。どこかから移ってきて暮らすことを考えると環境としてはあまりいい街でもない(特に子供には)というのが筆者の思うところ。なので筆者のオススメとしては川崎から南武線沿線を狙うのがいいのではと思います。
ここ十年くらいで駅前は様変わりしてきたけど、まだごみごみしている川崎が好き。空が灰色なのも、産業道路を超えると漂う異臭も、プーさん団地のある河原や富士見公園も、おばちゃんがしつこい南町風俗街近辺も、開催日にはおじさんで溢れる港町駅前も全て川崎の良さ。そんな川崎が大好きです。
ということで川崎のグレーな部分も楽しみたいって人は川崎に住むべきです。でもってそれ以外の方は川崎・・・・近辺に。
補足:元エントリで触れられていない部分や突っ込み
多摩川の土手沿いが開発されまくってて高層マンションができててなんか眺めがよさそうでうらやましいです。あと高速が川崎駅方面に伸びてさらに横に伸びていくらしいのでもっと交通の便が良くなるんだろうなぁ。
鶴見線も味がありますがあれは鶴見なので反則です。川崎に住むなら大師線wを愛しましょう。でも間違って大師近辺に住むとお正月は初詣とか鬱陶しいとか思えるので危険です。
昔は味の素のおかげで臭かった港町や鈴木町あたりも最近はヨーカドー、ヤマダ、ブックオフなどで便利が増しており、まだまだ土地が余ってそうな雰囲気なのでゴロゴロ便利系が立ちそうな予感はあります。