World War Z 最凶ゾンビ〇〇ムービー!?【ネタバレあり】


この映画は今までのゾンビものとは違う。これは新たなジャンル、ゾンビアクションムービーだ。

World War Zに出てくるゾンビどもは今までのどのゾンビよりも俊敏だ。今まで見た映画でいうならスターシップ・トゥルーパーズに出てきた巨大昆虫対人間を思わせる。壁に群がり高い壁を超える姿はまさにそれ。

今までゾンビ最強はドーン・オブ・ザ・デッドに出てくるゾンビでしたがどうやら覆されました。盛者必衰ですね。ドーン・オブ・ザ・デッドの冒頭で娘や旦那が走って飛びかかってくるさまは衝撃的でした。しかしWorld War Zのゾンビはその脇を軽くすり抜けていった。

さらに怖いのは集団的な意志すら感じさせるような行動。壁に群がり互いを踏み台にして這い上がっていく姿は大量発生した虫がひとつの意思の元に行動するのに似ていた。

さらにドーン・オブ・ザ・デッドのゾンビだけではなくこれまでのゾンビは人を襲い食い散らかしていた。これは生物としての飢えに対する欲求のように見られる。しかしWorld War Zのゾンビは違う。噛み付いて人間をあちら側へと変異させるだけ、種としての欲求が彼らを動かしている。

恐怖や痛みが取り除かれて目的を成し遂げるために人間の身体をつかうとこうなるというのがよく分かる。目的のためだけに純粋化された肉体は全てを新たな媒介者への感染を目的に活動する。

World War Zのゾンビの感染方法は噛み付くこと。噛まれた人間は数秒から数分でゾンビに変わる。お約束のようにさっき人間だったひとが飛びかかってくる。

そしてこのことがゾンビホラーの成立を難しくしている。感染させてさらに感染者を媒介にする目的があるので噛み付くだけで人間を食いちぎったりしない。そのためにスプラッタなシーンは全然ありません。ゾンビものの怖さは死体が迫ってくることと捕まったらなぶり殺しにされること。だからゾンビ映画ではなくゾンビアクション。

こうなってくると次はゾンビの逆襲とが描かれるべきだと思うのですが、その為には知性の獲得が必要です。これはいろんなゾンビ映画が様々なアプローチをしてますが、ランド・オブ・ザ・デッドがわかりやすくゾンビの可能性を示唆しました。

この先どんなゾンビが出てくるのか楽しみですね。もちろんスクリーンの中だけで。

総括

見ろ!まるでアリのようだ。そしてそいつらは人のサイズでそいつらと戦わなければならない。やっぱスターシップ・トゥルーパーズだな。

ということでゾンビ好きに新しい発見があり、アクション好きにもおすすめできる良い映画だと思います。

映画も中々面白かったですが、実は今、原作(邦訳)を読んでいます。まだまだ序盤なのですが原作以前の各地での感染が広がる、アウトブレイクの様子などが語られていて、集中しすぎて電車を乗り過ごしそうになりました。本でゾンビを読むのは始めてですがいいかもしれません。

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